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サマリー画像の作成

サマリー画像は、処理対象の動画のビデオトラックからいくつかのフレーム画像を抜き出し格子状に並べた1枚の画像です。 画像の作り方についてのパラメータは設定ドロワーやツールバーの項目で設定します。 設定ドロワーはツールバーの 設定を表示 項目をクリックすると表示され、項目の名前が 設定を隠す に変わります。 ツールバーにある 画像作成 項目をクリック、または、メニューバーの 画像 メニューにある 作成 項目を選択すると、以下のような設定パラメータに従って、 サマリー画像が作成されます。

パラメータ

  1. 格子 縦横の桁数と行数を指定します。 上から5段目にあるポップアップボタンでフレーム画像を並べる順番を指定します。 優先方向と、縦横の各方向の組み合わせで合計8通りの中から1つを選択できます。
  2. セルの大きさ 幅と高さをピクセル数で指定します。 動画が指定されている場合は、幅か高さのどちらか一方を変更すると、画像の縦横比が変わらないよう他方も自動的に変更されます。
  3. セルの縮尺 動画のフレーム画像に対する各セルの縮尺を%で指定します。 100より大きい値を指定して拡大することもできます。
  4. 間隔 サマリー画像内でのフレーム画像間の間隔をピクセル数で指定します。 外側の枠線 のチェックボックスがチェックされている場合は、 画像全体の外辺にも同じ幅の空白が付きます。
  5. 注釈 サマリー画像内の各フレーム画像に注釈として、通し番号時間 を追加することができます。 ツールバーの フォント 項目をクリック、または、画像 メニューの フォント... 項目を選択すると、フォント・パネルが表示されます。 これを使って注釈の文字の字体、大きさ、色、背景色を指定することができます。
セルの大きさについての3つのパラメータ、幅、高さ、縮尺のうちの1つを変更すると、 他の2つは自動的に計算され必要なら変更されます。 新たに指定された動画のフレームサイズが前のものと異なる場合は、 セルの高さを変えずに、縦横比が動画と同じものになるようセルの幅と縮尺を変更します。

画像の抜き出し

動画からフレーム画像を抜き出す間隔については、 始点から終点までフレーム数ごと一定時間ごとカスタム の4つのうちの1つを選択することができます。 この操作には設定ドロワーの下から2段目にあるポップアップボタンを使います。

始点から終点まで
始点として指定された時刻から終点として指定された時刻までの部分を均等な時間間隔でフレーム画像を抜き出します。 始点と終点の既定値は、動画の最初と最後です。 設定ドロワーの最下段にある → 始点→ 終点 の各ボタンをクリックすると 動画ウィンドウに表示されているフレームの時刻を始点または終点の時刻として設定することができます。 ペーストボードに単一のフレーム画像がコピーされているとき、option キーを押しながらこれらのボタンをクリックすると、 そのフレームの時刻を設定することができます。 サマリー画像上の コンテキスト・メニュー を使ってサマリー画像に表示されているフレームの時刻を始点や終点として設定することもできます。

フレーム数ごと
格子のパラメータで指定されたセル数に達するまで、一定数のフレームごとに画像を抜き出します。 抜き出しはその時点で動画ウィンドウに表示されているフレームから始まります。 すべてのセルを埋める前に動画の終わりに到達したときは、 それ以降のセルを動画の最後のフレームまたは透明画像で埋めます。

一定時間ごと
格子のパラメータで指定されたセル数に達するまで、一定時間ごとに画像を抜き出します。 抜き出しはその時点で動画ウィンドウに表示されているフレームから始まります。 すべてのセルを埋める前に動画の終わりに到達したときは、 それ以降のセルを動画の最後のフレームまたは透明画像で埋めます。

カスタム
一度、サマリー画像が作成されると、各セルのフレームの時刻の系列がシステム内に記録されます。 サマリー画像の作成後に抜き出し間隔をこのモードに設定し、 その後に新たな動画を読み込むと、次のサマリー画像の作成に記録された時刻系列を適用することができます。 サマリー画像上の コンテキスト・メニュー を使ってサマリー画像に表示されているフレームを、そのときに動画ウィンドウに表示されているフレームに 置き換えることができます。時刻系列も同時に変更されます。 系列内の時刻が動画の長さを超える場合は、最後のフレームまたは透明画像が使われます。


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