SBEAT って何?

このアプリケーションソフトは、1小節に相当する短い音楽を 品種改良の要領で作成し、 それらをつないで曲を作る作曲支援システムです。 各小節は最大でソロ楽器13パート、ピアノ等伴奏楽器2パート、 打楽器8パートの計23パートまで含めることができます。 今のところ1小節の長さは16拍に固定されています。 基本的なアイディアは、 R. ドーキンスのブラインドウォッチメーカに端を発する 対話型進化計算法に基づいています。

SBEATを起動すると、9つのサブウィンドウをもつフィールド・ウィンドウ が画面に現れます。それぞれのサブウィンドウには、初期集団の個体に当たる譜面が表示されます。 マウスやキーボードを操作して、これらの譜面を品種改良することができます。 また、個体の譜面の上をクリックすると、QuickTimeTM ミュージック・アーキテクチャの チューン・プレーヤを通して音を聞くことができます。 さらにスコア・ウィンドウを使えば、 個々の譜面を集めて小節の並びにすることができます。

もし、コンピュータにMIDI音源のソフトまたはハードが追加されている場合は、 QuickTime の設定によって、音源を選択することができます。 MacOS 9 の場合はコントロールパネルかコントロールバーの中から QuickTime 設定の項目を、 MacOS X の場合はシステム環境設定の中から QuickTime の項目を選び、ミュージックの設定を操作して下さい。

フィールド、スコア両方のウィンドウ共に、ファイル・メニュー から SMF形式に保存 ... の項目を選ぶことによって、 ウィンドウ中の楽譜を SMF (標準 MIDI ファイル) 形式のファイルとして保存することができます。 これを通常の DTM システムの素材として利用できるでしょう。 作品のサンプルがこちらにあります。

SBEAT についての最新情報を得るには
   http://www.intlab.soka.ac.jp/~unemi/sbeat/index-j.html
を御覧下さい。


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